令和6年能登半島地震に伴う富山・入善の浄化センター不具合の調査結果について

「令和6年能登半島地震に伴う富山・入善の浄化センター一部不具合のお知らせ」に関しまして、入善町による「海洋深層水取水施設 取水管海底調査結果」を受け、以下ご報告申し上げます。

1. 入善町調査結果

施設名 概要
弊社使用取水管 ・地震により、海底地すべりが発生し、海底水深100m付近で取水管が破断したことを確認。現在はそこから約13℃海水取水。
・被災した深層水施設の復旧に向けた取組を推進(着工時期については調整中)

2. 弊社対策

項目 内容
安全性の確保 ・従来通り、食品衛生法で定められた生食用カキの規格基準を上回る厳しい自社基準に従った出荷体制を継続
・カキ、及び浄化海水の検査体制強化を継続
・確実な清浄性を保つために、浄化海水の紫外線殺菌装置の使用を継続

3. 各海水の性状について

  表層水(参考) 中層水(100m)(現状) 深層水
一般生菌数(個/ml) 10~1000 0 0
大腸菌群 陰性 陰性 陰性
マグネシウム(mg/L) 1,278 1,300 1,300
マグネシウム(mg/L) 1,278 1,300 1,300
カルシウム(mg/L) 402 390 390
カリウム(mg/L) 356 370 380

弊社が現在取水している中層水(100m)の清浄性、ミネラル成分は、ほぼ深層水同等です。
監修:(公財)日本科学協会会長、(公社)日本水産資源保護協会会長、東京大学名誉教授 髙橋正征


4. 今後の方針

必要に応じた追加の安全策、浄化システムの改善を講じつつ、特許技術による浄化システムを通して、安全性の確保、付加価値あるカキのご提供に徹します。一日も早い復旧に向け、グループ一丸となり取り組んで参ります。

株式会社ゼネラル・オイスター